以下はほとんどが新聞報道の寄せ集めです。事実ではあるかもしれませんが、真実であるかどうかは不明です。
それが起きたのはジャッキーが「フー・アム・アイ」のプロモートの為に日本に向けて香港を発った直後でした。
ミスアジア出身の美人(か?私は好きな顔じゃない。大きめで尖った鼻が特徴的)女優「呉綺莉(エレイン・ウー)」が妊娠しているとの噂がそれ以前から流れていたのですが、彼女の前のボーイフレンドのおばあさんが「エレインの腹の子の父親はうちの孫じゃないよ、中国で一番有名な役者さ」と発言したんです。
(そりゃ名指ししてなくても誰が考えたってジャッキーの事でしょう)
ジャッキーはそんなことが香港で起きているとはつゆ知らず、優雅な気分で日本へ。しかし、その日の内に香港プレスが追いかけてきて、日本滞在中ずっとつきまとう結果となりました。
ジャッキーはその時近しい人には「絶対自分の子供ではない」と言い切ったそうですが…
結局ジャッキーは香港プレスの質問には一言も答えぬままに「ShanghaiNoon」の撮り残しの撮影とアフレコの為に(奥さんに謝りに行ったとの噂も…)日本からアメリカに直行し、以降(香港プレスに言わせれば)消息不明で、約1ヶ月香港には帰りませんでした。
一方香港ではエレイン自身が取材に応えてお腹の子はジャッキーの子供だと発言しちゃったものだから、さあ大変。マスコミは責任追及の為になんとかジャッキー本人のコメントを取りたいのだけれど、本人にはさっぱり連絡がつかないし…
取材陣はジャッキーのパパさんや祖明くんなどにも執拗に迫ったようです。祖明くんが可哀想。
当時の祖明君の発言で「パパが何をしたのかは知らないけど、ママはとっても怒っている」と言うのが新聞に載っていました。一方のパパさんは「呉綺莉は他にもボーイフレンドがいたし、ジャッキーの子供のはずはない。だが、万一そんな事があったとしたってあいつはせいぜい二号だ。ジョアンは良い嫁だからな」と発言し、顰蹙をかっていました。
他にも七小福のメンバーやジャッキーと普段から親交のあるスターはもちろんの事、作家などの文化人までジャッキーのスキャンダルに関するコメントを求められ、新聞の見出しに「龍種事件」の文字が踊らない日はないほど…
そしてこのマスコミの大騒動はその後約三ヶ月ほど続く事になったのです。
ここらで一般に知られている(新聞等で報道された)ジャッキーとエレインの関係を整理すると…
'99年の2月頃ジャッキーとエレインが夜ホテルから出てくるところを写真に撮られ、新聞からコメントを求められたジャッキーは「玻璃樽」の共演女優で妹のような子だと紹介したようです。
その後'99年4月のジャッキーのバースデイパーティにもエレインは出席していたようです。また、その前後にカラオケ好きのジャッキーがカラオケに行く時のお供はいつもエレインだったとか。
エレインとずっと一緒に遊んでいたのは紛れも無い事実ですね。
エレインの発言によると、このジャッキーのバースデイパーティーから暫くしてから妊娠が判明し、ジャッキーにそう告げるとジャッキーは即座に堕胎を命じたため、(そんな事を言う)ジャッキーとは自分の方から別れたそうです。(あくまでもエレイン側の発言)
新聞報道によるとエレインは資産家の娘で、別にジャッキーからの経済的な援助は何も必要とせず、望んでもいない。しかし、彼女は子供の頃から非常に勝ち気で、女王様のような性格で、自分が欲しいと思ったものは手に入れないと気が済まないタイプだったので、ジャッキーにも彼女の方から猛アタックをしたようだと言う事でした。
けれども、ずっとマスコミを避けてばかりいる訳にもいきません。いつかは必ず香港に帰らざるを得ないのですから。
最終的にジャッキーは香港で記者会見を開く事となりました。ただし、記者からの質問一切禁止の一方的記者会見です。
その記者会見でジャッキー曰く
しかし、それまでは香港の大衆の心情として「ジャッキーはかわいそうに、エレインにはめられた」と考えていた人も多かったようですが、この「全世界の男性が犯す過ち」発言は香港の大衆の反発を買ってしまったようです。潔くないと感じたのでしょう。
エレインは年明けの出産予定日だったそうですが、連日マスコミに追いかけられるストレスのせいか、はたまた計算違いだったのか、予定日よりも一ヶ月以上早い11月の末頃に女の子を出産しました。当時の新聞の注目の的は「小龍女(赤ん坊の事)の鼻は大きいか否か?」 しかし、それしか注目する事はないのかねぇ。
当時の報道では、ジャッキーは結局一度も子供を見には行かなかったそうです。
その後ジャッキーはかなりマスコミに虐められました。
ジャッキーは香港でエイズ撲滅キャンペーンで「コンドームを使おう」と言うCMに出演していた為、意地悪く「自分はコンドームを使ってなかったのか?」なんて報道もされました。
また、マカオグランプリでは毎年「成龍杯」と言う美人女優ばかりがレーサーとして乗り込むミラージュのワンメイクレースを主催しているのですが、例年は「顔に怪我をしたら僕が責任もって(嫁に)もらってやるよ」と冗談を言っていたのが'99年に限ってはそのセリフを口にせず、記者が「なぜ今年はいつもの発言をしないのか」と質問すると苦笑いしていたと報道された事もありました。
(ちなみに呉綺莉も前年は成龍杯に参加しています)
さて、ここからは私の考え
ジャッキー自身が認めているのだから、エレインとジャッキーの間には間違いなく「何か」があったのでしょう。
しかし、子供の父親が誰かと言う事は神様と母親にしかわかりません。二人が過ちを犯した事と子供が絶対確実にジャッキーの子供である事はジャッキーが言う様に別次元の話しなのかもしれません。
ところで、浮気は決して誉められる事ではありません。しかし、ジャッキーのように健康な男性が、何らかの理由で奥さんとずっと離れて生活していれば、手段はさておき何らかの性欲処理の方法を取る事はある程度仕方がない事だと私は考えています。(南極観測隊にだって性欲処理の為の人形が積まれたと言うではありませんか)それは奥さんへの愛情とは別次元の動物の本能の部分ですから。もちろん「その手段」が特定の素人女性で、相手は本気で恋しているとしたら、その女性には申し訳無い事ですし、絶対にしてはならない事でしょうが。
エレインの場合は、ジャッキーがジョアンを大切にしている事を知りながら、自分から猛アタックし、自分からさっさと別れて行ったようですし、かなり女性の方が割り切っていたようです。
それに、ジャッキーに限って論じるなら、香港で女優を目指してる女性にとって「ジャッキーに気に入られる事」=「成功への近道」だろうし、エレインならずとも自分から猛アタックする女性がいくらでもいる事は想像に難くありません。ジャッキーだって聖人君子ではあるまいし、ずっと奥さんと離れてくらしている所へ女性の方から猛烈にアプローチしてきたら、そう言う関係に陥ってしまう事を私は責ることは出来ません。
(ただし、ティ・ロンだったか、ユン・ファだったかが「(ジャッキーをかまっていない)ジョアンが悪い」と発言していましたがそれはあまりにもジョアンが可哀想だと思います)
エレインには悪いけれど、これがジャッキーがジョアンを捨ててエレインと結婚するなどと言ったら私には許せ無かっただろうけれど、ジョアンに謝罪し、ジョアンを大切にしていくと言っているジャッキーを私は受入ます。